2016年、自身にとっても悔しいシーズンだったでしょう。 若手の台頭があり、そして打撃を生かしてと言う名のファーストのポジションについたあなた。 その見慣れない佇まいにファンとしても残念で仕方ありませんでした。 エースと共にゴールデングラブ、ベストナイン、最優秀バッテリーなと輝かしい成績を残して日本を代表するキャッチャーになると信じて疑いませんでした。 しかし、守備面で特にリードを指摘され、更には首脳陣との確執まで噂になり、現実的にも2016年はキャッチャーとしての出番は格段に減りました。 奮起を期待した2017年、紅白戦であなたはなんとサードの守備についてましたね。 驚き半分、そしてガッカリ半分。 首脳陣は本気であなたの野手へのコンバートを考えているのかと批判もしたくなります。 そんな思いをなくしたのはあなたの姿でした。 サードを守っているあなたはある種、残念といえるほど似合ってました。 そしてまたキャッチャーを守っていただけあってファーストへ鋭い送球。 守備だけみると今のオリックスで1番上手いかもしれません。 それはそれで大問題でもありますが。 だけどキャッチャーで打てるあなたはチームにとって大きなストロングポイントとなります。 選手会長でもなくなり、一選手として成績を収めなければいけなくなり、守備位置がどうのこうの言える立場じゃなくなったでしょう。 キャッチャーでもサードでもチームのために活躍を誓っているあなた。 あの悔しい思いをした2014年から早くも3年の月日が経ちました。 ホークスとの最終戦、優勝決定戦で敗れ、泣き崩れた姿は今でも覚えています。 もうあんな思いをしたくないと10年目の今期にかけているでしょう。 どんな立場だろうとどこを守ろうとチームを引っ張り、勝ちに貢献するあなたをこれからも応援し続けます。 背番号22の逆襲、もう一度オリックスにあなたありという活躍に期待しています。 そして今度は優勝しての涙、見せてくださいね。 私はずっとずっと、あなたの光輝く姿を見続けます。 >あとがき 手紙シリーズ4作目です。 書いたのはシーズン前、つまり紅白戦やオープン戦での姿を見て思うことがあり書きました。 これを公開した時期にはとりあえずはキャッチャーに専念してますが出番はまぁ微妙…… 怖いのがかつての日高みたいになること。 そして年齢的にまだ若いため、本人もFA取得したら思うこともあるでしょう。 こうして出れない姿を見るぐらいなら他球団でも活躍する姿を見たいという気持ちもあります。 でもやっぱりオリックスのユニフォームを着てキャッチャーで活躍してほしい。 まだまだやれる。 それを2017年残りの試合で証明して未来へ繋げていってほしいです。 |